B-Future News 2014年6月号
院内感染と清掃の重要性
日本での病院清掃において、院内感染は重要な課題のひとつとなっています。作業従事者は日々感染予防に努めながらの作業が求められています。
これはもちろんアメリカでも同様であり、度々話題として取り上げられていますが、今回はアメリカの業界誌「Cleanlink News」メールマガジン(今年2月配信分)からJ.ダレル・ヒックス氏の記事をご紹介させて頂きます。
皆様のお仕事のお役に立てて頂ければ幸いです。
===▽記事引用ここから▽===
「C.Diff*に対するクリーニングのコツ」
*C.Diff = クロストリジウム・ディフィシレ=院内感染菌の一種
病院での効果的な清掃とC.Diff患者の部屋の感染防止についてのいくつかの知恵を紹介する。まず今回挙げたこの4つの方法は、命を脅かす病原菌を保有する患者がいる病院で役立つ内容だ。
- アメリカ疾病予防管理センター(CDC)曰く、アルコールはC.Diffの胞子を殺せないので、石鹸と水で手洗いした方がアルコール由来の製品で手をこすりあわせるよりも効果的だ。(ビーフューチャー注:古い実験データーでは石鹸と水でC.Diffを取り除こうとするのは、困難であるとされていたこともある。)
よって、アルコールベースのハンドサニタイザー(手に使う除菌剤)はC.Diffの患者の部屋から撤去することを検討するべきだ。もしアルコールベースのハンドサニタイザーを撤去できないのであれば、「この商品はC.Diffのバクテリア胞子を除去する効果はありません。(C.Diffのバクテリア胞子の除去のために)石鹸と水で最低でも25秒間手を洗うこと。」と容器に明記するべきである。 - CDC曰く、医療施設勤務者の手を介してC.Diffの感染が広がることを防ぐために手袋を使用すべきである。手が菌に感染するのを防ぐのにいまだ効果的な方法であるとのこと。
- 十分に清掃すること、環境表面や再利用可能な器具の除菌、時に糞尿や頻繁に触れられる面など汚染されやすい面は十分な清掃が必要だ。例えばトイレブラシやトイレットペーパーホルダーなどは患者専用にし、退院や転院に際しては破棄するべきである。
- C.Diffの胞子は一般的な病院の除菌剤への抵抗力があるので、アメリカ環境保護庁認定の殺胞子活性で殺菌できると謳う製品を使って、物理的に清掃力を増強させるべきだ。C.Diffのために殺菌剤を選ぶ際には、腐食剤の含有が一番少なくてかつC.Diffを殺すことができる殺菌剤を選ぶこと。(殺菌剤を3分塗布で効果が出るものが最適である。)表面を濡れた状態に保つためにラベルに書かれている塗布時間をしっかり確認すること。
この記事の著者J.ダレル・ヒックス氏は「誰でもわかる感染予防」の著者であり清掃業界に30年以上携わっている専門家である。
==△記事引用ここまで△===
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