B-Future News 2014年10月号

bfnews_201410_2いよいよ、秋の到来です。水の温度がこれからどんどん低くなりますね。日常生活でもお湯のありがたさが身に染みる季節です。業務清掃においてもその効果を実感するかと思います。以下の記事はカーペットクリーニング情報を提供するウェブサイト『cleanfax』の上席編集者Jeff Cross氏による記事からの抜粋です。

===抜粋ここから===

熱の働き

熱して行う洗浄方法、特に洗い流す工程で、熱を利用する洗浄方法は効果的です。ケミカルと汚れが熱とどう反応し合うかを知ることは、熟練したプロにとって重要です。

バキューミングが実質的に清掃の第一工程であることは皆が知るところです。バキューミングで乾いた細かな汚れが取り除かれます。しかし、カーペットの繊維にはまだ細かな汚れが付いているのです。言い換えれば、バキューミングの後でも油のような物質が汚れを離さない状態である、ということなのです。

洗浄の4つの基本項目:①ケミカル、②かくはん=ケミカルを働かせること、③時間、④熱、を正しく行い、繊維から汚れを取り除き、カーペットをきれいにしましょう。

上記の4つの基本項目のどれを欠いても、洗浄効果を半減させてしまうことになります。

熱の価値

一般的な例として、皿洗いがあります。油でギトギトのフライパンに冷たい水を注ぐ。この場合、例え洗剤を使用していたとしても、汚れを除去する効果は限定的です。しかし水温を上げると、洗浄効果が全く違うことに驚くでしょう。

清掃器具の不具合により、熱洗浄が出来なくなった。そんな状況の際、洗浄の4つの項目のうちの1つの『熱』を欠いたので、他の洗浄項目でそれを補わなければ、と考える清掃業者がいるようです。しかし、それでは熱洗浄を補てんすることにはならないということは、多くの人が指摘する通りです。

熱コントロール

熱いことはいいことだ、という格言は、合成繊維のカーペット洗浄について当てはまります。一方、天然繊維の場合は(カーペット洗浄の場合も、布張りの家具の洗浄の場合も)、潜在的に繊維にダメージを与える原因になることについて、注意しなくてはなりません。

洗浄を均一に行うために熱を加えることで、ケミカルの反応を良くすることができます。ちょうど、補完的なケミカルをどのくらい足せば主成分のケミカルの反応をよく出来るのかという話と同じなのです。

洗浄溶液を温めると表面の緊張状態を緩和します。つまりカーペットの糸により浸透し、留まり、乳化し、汚れを取り除くということなのです。

高熱ですすぐ工程は、カーペットのねじれを「リセット」し、糸の元々の構造を再生します。しかし、これが大事なポイントですが、溶液を高温にすることでその溶液の効果が損なわれる場合は、その溶液がカーペット繊維構造に対してもダメージを与えうるということなのです。しかしながら、こういうことはまれです。

熱しすぎることもまたケミカルにとって悪い影響を与えることがあります。例えば、酵素のように、ある特定の温度で使うことを求めているケミカルについてそう言えます。熱しすぎることで期待されるケミカル反応が充分出せなくなるのです。

ある種の汚れでも同じことが言えます。熱する度合いを控えめにすることでよく落ちるのです。例えばタンパク質汚れがこの類の汚れにあたります。

繊維の種類と汚れの状態について、清掃前に総合的に判定することが肝要です。

===抜粋ここまで===

 ビーフューチャーオリジナルマシンのご紹介

DRAGONドラゴン  プロパンストリッパーbfnews_201410_3

  • アクセスポートがあるので素早くベルトが交換できます
  • 調節可能なハンドル
  • アワメーターとタコメーターで使用時間を総合的に管理できます

【仕様】

エンジン 18馬力 カワサキプロパンエンジン
デッキ スチール、レーザーカットデッキ
ブラシ 25インチマシンには10インチグリットブラシ3つ シリコンカバー付き
30インチマシンには11インチグリットブラシ3つ シリコンカバー付き

ONE PASS ワンパス  プロパンバーニッシャーbfnews_201410_4

  • アワメーターおよびタコメーターで使用時間を総合的に管理できます
  • オイル・アラート
  • パッドドライバー
  • ガスタンクの脱着が簡単です
  • 調整可能なハンドル
  • 安全な燃料システム
  • 12V(固定)で始動します

【仕様】

エンジン 18馬力 カワサキプロパンエンジン
デッキ アルミニウムマグネシウム合金デッキ、白色静電塗装、舗装デッキ
パッド 24インチ(60.9センチ)
重量 47kg

次の記事

B-Future News 2014年11月号