B-Future News 2017年7月号

環境に配慮することの難しさ

化石燃料の代わりに植物由来の原料が使われている製品を見ると、環境に優しい、と多くの人は思うでしょう。しかし、植物由来原料の過剰消費もまた、自然への負担の原因となることにも思いを巡らせなければいけないのかもしれません。そのバランスが難しいところですね。(そのテーマに関して、YouTube動画『AMAZING! Orangutan asks girl for help in sign language』で分かりやすく取り上げられています。日本語字幕付きです。ご興味ある方はご覧になってください。)

ビルメンテナンスに携わる私たちも環境に配慮することが求められています。環境配慮と清掃に関して、興味深い記事がありましたので、ご紹介します。(ウェブサイトCleanLink 『Commitment To Green And Sustainable Cleaning』より引用しました。)

===引用ここから===

環境配慮型清掃の責任

読者から最近お便りをいただいた。環境清掃を取り入れていくことに難しさを抱えているという。この読者は、清掃をもっと環境に配慮して行うことで、清掃業務者がその施設利用者をもっと健康的に、命を救うことさえ出来る、そう考えているようなのだ。しかし、そんなことは一過性のブームに過ぎないとお客様や同僚が思っていることに、この読者は苦悩しているようだ。ここにこの懸念に対する私の回答を記す。

まず、この読者は『環境配慮を進める』ことの幾つかの利点を理解していると言える。しかし、彼の発言がその本当に意味するところを言い表しているとは言えない。真剣に環境持続性プログラムを実行するのならば、全社レベルで責任を負い、お客様に受け入れて頂く必要があるのだ。お客様を啓発することの重要性について取り組んできたのだから、環境/持続可能性に関して契約書に詳述する必要があるだろう。一度会社がその詳細に向き合うことを迫られれば、事は前進するはずだ。

もちろん、様々な原因で生じる変化に奮闘する人たちがいる。その主な理由として、私たちは皆進歩を好むが、自分たちの世界に影響が及ぶような変化を好む人はほとんどいないことが挙げられる。清掃業者のジョーさん(仮名)は、溶剤由来でVOC(揮発性有機化合物)を数日間空気中に残留させるカーペットシミ取り剤をよく利用している。その製品のどこかに細かい文字で、マスクの着用もしくは徹底換気が必要である旨が記載されているかもしれない。また、すすいでカーペットから残留物を取り除くことの重要性について強調されているかもしれない。しかしジョーさんはおそらくこう答えるであろう。「終わりよければすべてよし。その作業を全てする時間が誰にあるというんだい?僕はシミを取り除きたかったんだ。そして今そのシミが無くなったんだよ。」

後になってジョーさんに皮膚、呼吸、もしくはその他の疾患が生じた場合、それは彼が手袋の着用や換気などを怠った結果生じてしまったのだと、あたかも点をつないで線にするかのごとく気付ける人がはたしているのだろうか?環境/持続可能性に継続的に取り組むということは、すなわち、「だって今までいつもこのやり方でやってきたから」という態度に常に向き合うということなのだ。

環境/持続可能性に取り組む必然性について同僚に納得してもらうことは、当初考えていたよりも難しいことなのかもしれない。

===引用ここまで===