B-Future News 2017年12月号
師走を迎えて
今年も残りわずかとなりました。現場作業は多忙を極め、疲れが蓄積している読者の方もおられるかもしれません。そういう時こそ、簡単なミスや不注意が原因で転倒事故などを引き起こしてしまいがちです。安全なモップ掛けの基本を振り返り、今年一年を平穏に締めくくりましょう。(以下の記事は清掃用具大手メーカーのSYR社が発行している情報誌『SYR XPress2017年12月号』に記載された記事『20 Rules For Safe Mopping Practice』から引用しました。)
===引用ここから===
安全なモップ掛けのための20個のコツ
- 全ての道具(バケツ、モップ、モップハンドル)はきれいで破損がない状態で、用途に適しており、安全にしまえるものであること。
- 環境に適した道具を選ぶ。バケツはモップ掛けをするエリアに適切なものであること。またモップはバケツにフィットするものであること。
- ケミカルは床の種類にあったものでなければならない。また、ケミカルについて、関連する入手可能な有害化学物質衛生管理規則(COSHH)*のデータシートが添付されていなくてはならない。
* ビーフューチャー注釈: COSHHはSYR本社のあるイギリスでの規則です。ビーフューチャーでは、ケミカルをご購入頂きましたお客様に商品の詳細を記載した安全データシートを提供いたしております。
- カラーコードを利用する。つまり、道具を一般的なエリア/トイレエリア/キッチンおよび食品エリアで色分けし、複合汚染を防ぐ。
- バケツに必要な量の水を入れ、メーカーが推奨する正しい量のケミカルを水に加える。SYRのバケツには、量を確認できる容器が付いているので、簡単に正しくケミカルを量ることが出来る。
- ケミカルの容器のフタを戻し、ケミカルの滴を拭い、ラベルを外側に向けて棚にしまう。
- 必要なハンドルにモップを取り付ける。SYRのアルミニウムハンドルは、様々な種類のモップヘッドにフィットするので、ハンドルが1つだけで済む。
- 可能であれば、モップ掛けは人の往来が無い時にのみ行う。滑り/転倒事故を大幅に減らすために、清掃箇所を隔離すること。
- 清掃エリアはよく換気をし、ゴミが無い状態にすること。
- 足元注意の看板を設置すること。
- 出口から一番遠い場所からモップ掛けをスタートし、出口に向けて後進しながら作業を行う。
- 端からモップ掛けをスタートし、規則正しく重複しながら作業を続ける。
- 定期的にモップヘッドをバケツに浸すこと。その際、汚いモップヘッドで清掃し続けないこと。特にマイクロファイバーは汚れを吸い取りやすい。
- 足元注意の看板を撤去する前や窓・通気孔を閉める前に、必ず床が乾いたことを確認すること。
- 清掃エリアを元の状態に戻す。
- 安全な収納場所に道具を戻す。
- すべての道具(バケツ、看板、モップ、清掃布を含む)は、よくすすぎ水気を取ってきれいな状態にしなければならない。
- 使い捨てや2~3回の使用後に使い捨てる道具であっても、使用後にきちんとすすぎ、逆さにして安全な場所で自然乾燥させること。あるいは専用のゴミ箱に捨てること。
- もし可能であれば、洗濯が出来る設備が整った場所を使用し、モップや雑巾を管理する。多くのバクテリアを除去できるように、最低90度の温度に設定し、メーカーの推奨する適切な洗剤を使う。マイクロファイバーの洗濯には柔軟剤を使わないこと。
- きれいになった道具がきちんとしまわれていて次の作業の時にすぐ使える状態であること、また収納場所が安全であることを確認する。
===引用ここまで===
ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO2017に出展しました
11月15日~17日に東京ビックサイトで開催された『ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO2017』に出展いたしました。
弊社ブースにお立ち寄り頂きました皆様、厚く御礼を申し上げます。
賜りました貴重なご意見を活かし、技術力の更なる向上と魅力あふれる商品を提供できるよう一層努力していく所存です。
今後とも変わらぬご愛顧の程、何卒よろしくお願い申し上げます。