B-Future News 2019年1月号
あけましておめでとうございます
旧年中は格別なご高配を賜り厚く御礼申し上げます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
お休み中、運動がてら家電量販店に足を運びました。家電量販店は新しい物に溢れていてウキウキしますね。最近よく目にするのが、スチームを取り入れた商品。美顔器、アイロン、オーブン、クリーナーなど、多種多様です。もちろん業務清掃にもスチームは取り入れられています。スチーム清掃について書かれた記事を見付けましたのでご紹介させて頂きます。(ウェブサイトCleanlink 『Use Steam For Specialty Cleaning, Tricky Surfaces』を翻訳、引用しました。)
===引用ここから===
スチームを特殊清掃や対処が難しい面に利用する
スチーム清掃には、簡単に使える、環境への影響が最小限で済む、という以外にもメリットがある。
「スチームの主なメリットとして、多くのケミカル系殺菌剤が使えない表面にも使えることが挙げられます。」そう(抗微生物試験研究所のCEO兼共同所有者の)タナー氏は言う。
軟らかく多孔質な面にも効果的である。例えば、従来型の殺菌剤を布張りの椅子に使うと、布がベタベタになってしまう。そして時間の経過とともに、漂白成分がシートのクッションの色を変えてしまう。しかしスチーム洗浄ならばほとんどの布と親和性があり、深く浸透して本当にきれいになる。
スチーム清掃は、キッチンコンロやその他の台所用品の油落としにも最適である。
「水はこの世の中で一番いい溶剤です。」アイダホ州ボイシに所在するインストラクションリンク/ジャントレインインクの社長であるアレン・P.ラゼイ氏はそう説明する。「だから水を使い、それを温めて蒸気にするということは、水を脱脂剤に変化させているということなのです。その比較的低湿気の熱には、油脂を含む表面の汚れを分解する力があります。通常そのような汚れの分解には、多くのケミカルが必要です。」
クリーブランドに拠点を置くHOTTアソシエイツ社では、スチームマシンを2台使用している。日常清掃よりも、特殊清掃用に使うことが多い。主な使用場所はアパート(や日本のマンションのような集合住宅)で、建設後や、住人の入れ替わり時に利用されている。
「スチームは、入居者が入る前の清掃によく使用されます。こういう清掃では、タイルが古いのでしっかり洗浄が必要だったり、業者の仕事がずさんで、たくさんのタイルやグラウト材が放置されていたりします。」そうHOTTアソシエイツ社の副社長兼共同経営者のプライアン・シンドラー氏は言う。
他の清掃法と組み合わせて業務が必要なことがある。つまり、スチーム蒸気の前に圧力洗浄やその他の方法が必要な場合がある、ということだ。
「回転フロアマシンを使用して床を洗浄し、最初ともう半分の汚れの層を取り除いた後、まだ床面に残っている層はあるのか、毎度確信を持って言い当てることは出来ないでしょう。だから時々、両方の作業を行うことになるのです。」そうシンドラー氏は言う。
ミッドウェストの病院で環境サービスの責任者を務めるヒックス氏は気付いた。金属製の病院のベッドなど、タオルでは届きにくい所をすみずみまで清掃するのに、スチーム清掃は特に優れていることに。
スチームの蒸気は、よく見過ごされがちな場所の清掃にも優れている。
「エレベータートラック(エレベーターのドアが通る部分)にこだわりを持っているんです。」そうヒックス氏は言う。埋め込まれた軌道部を、バキュームで清掃するのは難しい。しかし、スチームなら輝く美しい仕上がりを生み出す。「私が関わっているいくつかの現場で、それを清掃プログラムの判定基準の1つにしています。*」
(*ビーフューチャー注釈:エレベータートラックがきれいになっているか否かを、清掃がきちんと行われているか否かの判断材料としている、ということ。)
===引用ここまで===