B-Future News 2019年9月号

秋の訪れ

あんなに暑かった夏も、徐々に過ぎ去っていることが感じられる気候になりました。冷房をつけなくても朝までぐっすり寝つけると、とても得した気分になりますね。夏の訪れとともに押入れにしまったカーペットを、暑さが峠を越えた今、また出して敷いた、という方がいらっしゃるかもしれませんね。

一般家庭や商業施設など、幅広い場面で使用されるカーペットの清掃について、興味深い記事を見付けましたので、ご紹介します。
(ウェブサイトCleanlink 『Take Your Carpet Care Further』を翻訳、引用しました。)

===引用ここから===

さらに進んだカーペットケア

多くの商業オフィス、学校、その他の施設において、カーペットの状態の保持や復元はお金がかかるし時間もかかる作業である。その苦労を減らし、お客様にとっていい結果を出せるように、カプセル化をカーペットケア・プログラムに取り入れるビルサービス業者が増えている。これにより、エクストラクターを使用した徹底洗浄業務を行う間隔を伸ばせる、という。

「お湯を使用して行うエクストラクションと比べると、一般的にカプセル化の作業は格段に速く簡単に行えます。だから仕事効率も上げることができ、労務費も低く抑えられます。」ジョージア州ウッドストックにあるCLEEnTechコンサルティンググループで指導者兼コンサルタントを務めるチャールズ・“ミッキー”・クロー氏はそう説明する。

クロー氏曰く、「カプセル化洗剤は、カーペットの繊維に付いた汚れをカプセル化し、結晶化します。カプセル化、結晶化することで、繊維に付いた汚れを繊維から離し、汚れをまとめて塊にしてくれるのです。製品(=カプセル化洗剤)が乾いたら、結晶化したものをバキュームで吸い上げます。この工程で汚れも吸い取ることになるのです。」

ミシガン州グランドヴューにあるロー・モイスチャー(低水分)カーペットクリーナー協会の会長である、ロニー・マクドナルド氏曰く、お湯でのエクストラクションの場合、1時間で600平方フィート(55.8㎡)だが、カプセル化清掃の場合、1時間で2,000平方フィート(186㎡)以上もこなせるという。

「ここ20年余で清掃に革命がもたらされた、という事実が、声高に語られてこなかったのでしょう。」そうマクドナルド氏は指摘する。「関わる人材が少なくて済むので、1平方フィートあたりのコストは非常に低く抑えられます。また低水分システムは簡単に行えるので、清掃作業者の疲れを減らすことができます。」

人の往来の程度だけではなく、どのエリアでカプセル化作業を行うのか、また、施設やカーペットの種類に応じでどれくらいの頻度で洗うか、を理解しておくこと。カプセル化を行う場合、中間カーペット清掃メソッドとして行うと、温水エクストラクション洗浄を行う頻度を少なくすることができる、と説明すると、清掃業務のプロの多くは納得してくれる。

イリノイ州ローゼルにあるJon-Don社の上級講師、ビル・エイドン氏は、次のように述べている。「非常に利用者が多いビルでは、カプセル化の作業を2か月ごと、もしくは年に4回行い、そして、温水エクストラクション作業を年末前に行ってもよいでしょう。」

ワシントン州ファーンデールを拠点とするビルサービス請負業者であるMSNW社は、エクストラクション作業を行い次にまたその作業を行うまで、カーペットをきれいに保つため、カーペットケア計画にカプセル化洗浄を組み込んでいる。

MSNW社の特任サービスマネジャーであるネーサン・スミス氏は、次のように述べている。「1年に1回、もしくは半年ごとにエクストラクションを行い、その間にカプセル化作業を入れることで、大幅なコストと時間の削減ができます。」

出入り口、ロビー、廊下の中心など、人の往来の多いエリアでは、エクストラクションとエクストラクションの間に中間カーペットクリーニングを行う必要性が特に高い。

クロー氏曰く、「カーペットの約20パーセントの部分に、約80パーセントの磨耗や裂け目、汚れが集中しています。」ゆえに、その20パーセントがどこなのかを判断して、しみぬき、掃除機がけ、そしてカプセル化作業を重点的に行いたい、そう(作業を行う人は)考えるでしょう。

カーペットがカプセル化または温水のエクストラクション作業が必要な状態であるかどうかを決めるには、カーペットを徹底判定すること。

フロリダ州セントピーターズバーグのエクセレント・サプライ社のオーナーであるリック・ジェリナス氏は、次のようにアドバイスする。「人の往来が激しい場所に手や膝をついて、カーペットの繊維をかき分けて、ライトで裏張りを照らしてみてください。手入れが行き届いていると、カーペットの白い底が見えるはずです。それが灰色または変色している場合、問題ありです。そこには汚れがたくさんたまっているので、温水エクストラクションが必要です。」

===引用ここまで===

カーペット清掃の切り札!NSSエクストラクター

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