B-Future News 2020年5月号

地球を大切に

5月に入り、外に出掛けるのが心地いい季節になりました。先月より大阪府や兵庫県、後に全国に緊急事態宣言が発令され外出自粛を余儀なくされ室内で過ごす時間が多い分、散歩や食料品の買い物に出た際の解放感は格別ですね。

先月4月22日(水)は「アースディ・Earth Day」として、世界中で地球環境を考える記念日でした。近頃はサステナビリティー[環境持続可能性]を大切にしている企業が存在します。自然をありがたく感じられるのも、環境に対する意識の高まりがあるからこそですね。普段の清掃時も、環境への配慮を徹底すべきです。

また、新型コロナウイルス(COVID-19)対策として各個人が手洗いと手の消毒を正しく実施する意識が高まっているとはいえ、やはり清掃業界に求められているのはプロのクリーニングです。清掃時には見た目を綺麗にする洗浄だけではなく、目に見えない汚れの消毒にも今注目のスポットライトが当てられています。どのような場所を消毒することが大切でしょうか。ドアノブでしょうか。テーブルでしょうか。事務所のマウスやキーボード、受話器でしょうか。階段の手すりでしょうか。はい、これらのような多数の人が頻繁に触れる場所は「ハイタッチポイント」といい、1日に複数回の消毒が理想的です。上記のハイタッチポイント以外にクリーニングが必要な場所があります。一番に意識が行く場所ではないかもしれませんが、とても重要な場所です。「床」の清掃について書かれた記事がありましたので引用します。
（ウェブサイトCleanlink 『Floors An Overlooked Source of Infection 』を翻訳、引用しました。）

===引用ここから===

床が病気の感染源として見落とされる

カイヴァック社の好意により提供

プロ清掃業界は、新型コロナウイルス（COVID-19）への関心が高まっています。 職場では、清掃の専門家は頻繁に手を洗うように強く求められます。手袋を着用している場合は、目に見える汚れ、破れ、穴があいた場合、また、ある場所の清掃後、別の場所に移動する前に交換してするようにも求められています。

「また、感染の拡大を阻止するために医療施設の実施事項に従うことも重要です」と、カイヴァック社のコミュニケーションマネージャーのマット・モリソン氏は言います。 「これは、床の清掃に関しては特に当てはまります。」

モリソン氏は、米国感染コントロール誌（American Journal of Infection Control）に掲載された2017年の研究を指摘しています。 研究では、研究者は159の病室で318床の床をテストしました。 彼らは、これらの部屋の床が、抗生物質に耐性のあるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌（MRSA）とバンコマイシン耐性（VRE）、および腸の感染症を引き起こす可能性のあるC.ディフィシル菌で汚染されていることを発見しました。

「病院環境での消毒を改善する取り組みは、通常、頻繁に触れる表面（手すりやドアノブなど）に焦点を当てています」と研究者達は述べています。 「多くの場合、医療施設の床はひどく汚染されていますが、床には頻繁に触れないため、床の消毒には限られた注意しか払われていません。」

モリソン氏によると、これは病院の床だけでなく、あらゆるタイプの施設の床にも当てはまるという。

「この「過小評価された病原体の原因」を排除する1つの方法は、床を拭くのをやめることです。モップは汚染を拡大する可能性があります。モップを含まない床の清掃方法を選択する必要があります。これは、今まで以上に重要です。」

===引用ここまで===