B-Future News 2025年8月号
8月に入り、連日厳しい暑さが続いておりますが、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。
酷暑の折、健康管理には一層ご留意いただきたい時期となってまいりました。
今月はマシンの選び方に関する記事を翻訳いたしました。(ウェブサイトCleanLink.com『Choosing the Right Floor Equipment for the Job』)を翻訳、引用しました。皆さまの業務の一助となれば幸いに存じます。
===引用ここから==
業務に合ったフロアマシンの選び方
プレミアム、低価格、青、緑のフロアパッドは違ったマシンとマッチさせてしまえば本領を発揮することができません。ロータリー式フロアマシンと呼ぶ人もいますが、今は「バッファー[バフ機]」や「スクラバー」と呼ぶ機械が何と呼ぼうとも清掃業界では基本です。米国オレゴン州のFuture Facility Technologyの代表取締役社長のスタン・ヒューリン氏はマシンを選ぶ際にハンドルの長さ、トリガーシステム、重量、そしてサイズを吟味します。彼よると重量100 lbs. [45kg]以上のものでサイズ20から21インチ[50cm~53cm]が業務用清掃市場では良いです。特にサイズが重要と彼は言います。例えば20インチのマシンを購入した場合マシンの下部のブロックホルダーに合うよう19インチのパッドを購入する必要があるからです。
仕事に合うマシンの選定は複雑過ぎることはありませんが重要です。作業がバフ[磨き]、スクラブ[洗浄]、ストリップ[剥離]を含む場合、専門家は175RPM[回転毎分] ほどの低速回転のマシンを勧めます。高い光沢を出したい人には、高速バーニッシャーがおすすめです。専門家によると、これらのマシンは少なくとも1,500RPMで動作する必要がありますが、理想的な仕上がりを求める場合は2,000RPMを超えることもあります。
オートスクラバー[自動洗浄機]の場合は、更に気に掛ける項目が増えます。
床面積、床材の種類、騒音レベルなど、すべてを考慮する必要があります」と、米国ニュージャージー州ジャージーシティにあるインペリアル・デイド社の床用機器スペシャリスト、クリスチャン・サンチェス氏は語ります。「十分な下向き圧力[ダウンプレッシャー]があることが重要で、モデルによっては調整可能なものもあり、床を傷つけずにさまざまなタイプの床に対応できます。
オートスクラバーを使用する際、作業にかかる時間は他の要因によっても左右されます。例えば、タンク容量が小さい機種では、汚水の排水や清水の補充のために何度も往復しなければならず、その分作業時間が延びてしまいます。バッテリーの持ちが良ければ、より長く作業を続けられるので充電待ちの時間も減らせます。そのため、たとえ金額が高くても、リチウムバッテリーを選ぶ意思決定者が増えているのです。
清掃の需要は今より高くなったことはないほどに上がっています。事務所の営業時間や日数が伸びるに連れて、需要の清掃期待値を応えるのが難しくなっています。米国メリーランド州サベージにあるAcme Paper and Supply社 セールス&マーケティング担当副社長、デール・フランク氏は清掃のパフォーマンスを視覚化に繋がるテクノロジーへの関心が高まっていることを観察しています。彼によれば、最近のオートスクラバーの多くには、機械が行っている作業を記録・可視化できるデータ収集機能が備わっているとのことです。こうした機能には追加コストがかかることが多いものの、そのデータは清掃管理者にとって「作業が確実に行われている」という証拠になるため、十分に価値があると彼は考えています。
また、フランク氏は人材が足りないときでも高レベルのパフォーマンスを発揮できる自律型オートスクラバー[ロボット式オートスクラバー]を購入する価値もあると信じています。
フロアフィニッシュを成功させる
フロアパッドやマシン同様、床に塗る物質もメンテナンスに重要な役割をもちます。サンチェズ氏は、ケミカルが正しく使用されるように、ケミカル管理システムや希釈制御システムを使用するのは悪い考えではないと言います。ケミカルの量が多いとベタベタな残留物により汚くみえ、そもそも清掃作業をした意味がなくなります。日常クリーニングには床にダメージを与えないpH中性のクリーナーの使用をお勧めしています。
フロアフィニッシュについて話をするなら、使用するフロアフィニッシュの材料とその塗り方の両方が非常に重要であることを忘れてはなりません。メンテナンスが簡単で耐久性の高いフロアフィニッシュ剤を使うことで、施設の清掃管理者は剥離や再塗装の回数を減らすことができます。
剥離が必要で行い床がむき出しになった場合はすぐに再塗装作業をすることを確認してください。フランク氏は2層をシーラーとして塗り、その後2もしくは3層を光沢とフローティングの耐久性のために塗ることを勧めます。
もちろん、どのような処理を施すかは、床材の種類によっても変わります。ビニールコンポジションタイル(VCT)にはアクリル仕上げが最適です。大理石やテラゾー、コンクリートは自然な研磨が可能ですが、サンチェス氏によると、これらの床に水性アクリル仕上げを施すことで、滑りや転倒の防止や床の硬化にも役立つそうです。ラグジュアリービニールタイル(LVT)には、「ストリップ不要」のウレタン系仕上げが適しています。ただし、ポリウレタンやウレタンの仕上げは、複雑な施工工程を必要とするため注意が必要です。
清掃チームが細部に注意を払い作業することは必要不可欠になります。正しく塗装されなかった場合、床はブサイクになります。ヒューリン氏は、ある施設での出来事を思い出します。その施設では新しい建物に約30000 ft²[2787.09㎡]のセミパーマネントタイプの床仕上げを施工していました。しかし、その仕上げの塗り方がひどく、車輪の跡が残るほどでした。その結果、わずか3週間で顧客からフィニッシュの除去を求められる事態になったのです。
「フロアフィニッシュはタトゥーのように理解してくださいー永久的なのです。」とヒューリン氏は言います。「タトゥーは除去することもできますが、とても大変でしょう?」
ヒューリン氏の警告エピソードは、3人全員が強調するある主張を強く裏付けています。それは、「どれだけ優れた機材やフロアパッド、コーティング剤を施設管理者が用意したとしても、現場の作業員が正しく訓練されていなければ意味がない」ということです。
「どんな職業においても、最も重要なのはトレーニングです」とヒューリン氏は語ります。「“無意識の無能”とは、簡単に言えば“自分が何を知らないかすら分かっていない状態”』ということです。」
===引用ここまで===
マシンの選び方についてアドバイスが必要な方はぜひ弊社までご相談ください。マシン以外にもワックスや洗浄剤、フロアパッドなどトータルにサポートいたします。この記事にあるように、マシンとパッドの相性は大切です。作業する床の材料だけでなく汚れの種類などにより選定する必要があります。どれだけ良い製品と使っていたとしても何かが欠けていると台無しになります。ぜひお手伝いさせてください。ご連絡お待ちしております。
【お盆休みのお知らせ】🌻
誠に勝手ながら8月13日(水)~8月15日(金) 終日休業とさせていただきます。
また、8月13日(水)から8月17日(日)まではお盆休みとさせていただきます。
つきましては、8月8日(金)から8月17日(日)までのご注文は、8月18日(月)以降に出荷させて頂きますので予めご了承ください。
なお、8月18日(月)出荷分は、運送業者の取り扱い荷物が増えるため、通常よりも到着までの日数を要することがございます。
お荷物の到着日の確認が必要な場合は、弊社までお問い合わせください。📞072-654-8706
ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
カーペット特集