B-Future News 2014年9月号
真鍮(しんちゅう)の敵とは?
真鍮は銅Cu と亜鉛Zn の合金で、抗菌効果があると言われています。ゆえにドアノブに真鍮が使われているのを良く目にすることがあると思います。その真鍮について、ウェブサイトCleaning Industry Newsに興味深い記事がありましたので、紹介させて頂きます。
===記事抜粋ここから===
「人の汗は真鍮製の抗菌作用を失わせるかもしれない」
新しい調査によれば、汗をかいた手で1時間ほど真鍮に触れることで、抗細菌の真鍮の表面の効果が失われる可能性があるそうだ。真鍮はしばしば学校や病院で感染拡大を抑えるために取り入れられている。
レイスター大学の研究者によれば、手の汗は腐食性の物質が含まれていることが分かっている。その腐食性が、真鍮の微生物を殺すという効果に対して逆に作用してしまうのだ。その結果、例えば病院に有害な病気が発生し、手洗いが不十分である場合、その病気が拡大していく可能性があるのだ。
「銅の抗菌作用は何百年もの前から知られていることです。それは銅と細菌の間で電荷移動が起こったからです。その結果細菌のDNAが劣化するのです。」大学の化学部に属するジョン・ボンド氏はそう説明する。「汗に含まれる塩が、表面に酸化物の層を作りながら金属を腐食させることを発見しました。この、表面に酸化物の層を形成するというのが腐敗の工程なのです。触れてから1時間も経たないうちに汗が金属に酸化物の層を形成しうることがわかりました。」
汗が金属を腐食することが分かってから随分経つが、腐食の度合いや腐食の深さについての研究はこれが初めてである。
「レイスター大学は、研究に関連性がないと思われるようなところから調査を進めて、病院の衛生状態を改善する機会を探っています。この研究は、金属についた指紋に含まれる汗が原因での腐食についてで、(今までとは)違う応用研究です。指紋イコール犯罪調査ではなく、衛生につながる指紋なのです。汗と真鍮の腐食についての更なる研究が求められています。細菌の拡散防止が必要な場所、例えば公共施設や学校、病院などは病気の拡散防止のため、毎日真鍮の合金を使うことを検討してみるべきです。」ボンド氏はそう提案する。
公の環境下で、日常および徹底清掃を実施することで、真鍮の効果を低下させてしまう腐食を防止することができるのだ。今後は腐敗防止する効果のある真鍮の合金が大規模的に製造されるかもしれない。そうボンド氏は締めくくった。
===記事抜粋ここまで===
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