B-Future News 2013年8月号
コラム:『C.Diffと闘う』
C.Diff(Clostridium Difficile)とはクロストリジウム・ディフィシルといって、院内感染を起こす菌のことです。健康な人の約50%がC.Diffをもともと腸に保有しているのです。
ただし、病気の発症や抗生物質の使用によりC.Diffが刺激されない限り、C.Diffは植物状態で腸にいて人を病気にするようなことはありません。しかしある時を境に抵抗力のある最後の胞子が作られてC.Diffが活動状態になると、その胞子を根絶することは不可能ではなかったとしても非常に難しいのだそうです。
では、C.Diffの拡散を防止するには?答えは、きちんと清掃し衛生状態を良く保つことです。
具体策は以下の通り
- 漂白剤由来の消毒剤でC.Diffの胞子を殺す
- 業務用スチームクリーナー(スチームクリーニングの力で、最高で90%もC.Diffの胞子を取り除くことができたという研究結果が2件、それぞれ別々の研究所から出されている)、紫外線ライトシステム、部屋用噴霧器(メーカーの定めた容量の水素ガスを噴射して部屋のC.Diffの胞子を殺すシステム)などを導入する
- トイレに照準を当てた掃除の実施を行う
病院での例:
C.Diffの患者の部屋を1日2回(朝と午後それぞれ1回ずつ)清掃
C.Diffの患者の部屋を清掃後は、掃除に使った道具をそのまま部屋に置いておかない
それぞれの部屋ごとのトイレブラシを用意し、患者が退院した際にはそれを破棄する - 専用のマイクロファイバーの布やモップを部屋ごとに用意
- 除菌用ローションを過信せず、石鹸と水を使った適切な手を洗う(除菌用ローションの合成物はC.Diffの胞子に浸透していかないので、除菌をしても細菌を落とすことができない)
そして何より重要なことは、一瞬の気の緩みでいままでの努力が水の泡になってしまわないように、C.Diffを根絶する努力を続けることです。 (Sanitary Maintenance誌4月号記事より)
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