B-Future News 2014年12月号
ビルメンテナンスフェアTOKYO 2014にお越しいただきありがとうございました
11月12日・13日に開催されたビルメンテナンスフェアTOKYO 2014では、ビーフューチャーオリジナルトラックマウント『Marvelous』、ビーフューチャーオリジナル清掃用パッド各種、NSSマシン各種、CRWエアムーバー『ターボファンMini』等紹介させて頂きました。多くのお客様にご好評頂きました。誠にありがとうございました。
ビーフューチャー取扱商品に関してご興味、ご質問がございましたら是非お気軽にお問い合わせくださいませ。
Sanitary Maintenance誌2014年4月号に興味深い記事がありましたので紹介させて頂きます。
==引用ここから==
「日中清掃がマシンメーカーに与える影響」
ヨーロッパでは日中に清掃を行うことはとてもポピュラーであり、夜よりも昼間に清掃を行うビルの方が多いという。アメリカではヨーロッパのようには今のところ日中清掃は浸透していない。しかし今後はより日中清掃が求められると清掃業界は期待している。
夕方に清掃するよりも日中清掃の方が求められる一番の理由は、清掃場所の電灯をつけたり、空調を入れたりする必要がないので(少ないので、)エネルギーの削減になるからだ。日中清掃を実施することで、一年に4%から8%ものエネルギー費用を軽減できると言う。
マシンの進化
施設マネジャーが日中清掃に反対する理由の一つに、施設内で仕事をしている人が、清掃時の騒音で仕事が阻害されることが挙げられる。
この懸念点を解消しようとバキュームクリーナーのメーカーは、施設利用者の仕事を邪魔しないレベルのデシベル(音量)で作動するマシンの製造に前向きだ。
多くのメーカーが軽量、人間工学設計、HEPAフィルター付き、68デシベル以下の騒音のマシンを販売している。通常の会話がだいたい67デシベル程度である。HEPAフィルターが付くと、これがモーターのノイズを隠して消音機(マフラー)のように働くのだ。またカーペットマシンのモーターが進化したことも、低騒音化の流れを促進した理由の一つだという。
今までのシングルモーターのマシンは1つのモーターで吸引とブラシの推進が出来るよう設計されているので、マシンは大きくがっちりしていた。そこで、デュアルモーターを取り入れ、1つのモーターで吸引し、もう一つのモーターでブラシの推進を担うことで、それぞれのモーターのサイズを小さくできるのだ。
マシンの騒音レベルは常に注目すべきポイントだが、それだけを考慮すればいいというわけではない。適切な洗浄パワーで汚れを取り除けるか、また人の往来に合わせて行う日常清掃の使用に耐えうるスタミナがあるかについても考慮に入れるべきだ。人の往来がより多い場所ではさらにパワフルで丈夫なマシンが望まれるかもしれない。
CRI(カーペット・ラグ協会)による効率基準が見直されて以来、バキュームモーターの効率については多くのメーカーが努力しているという。バキュームクリーナーのメーカーはCRIのゴールド認証を獲得しようと努力している。効率的でパワーがあり、より多くのバキューム力があることが、この認証で示されるからだ。
カーペットに付着した汚れの74~79%が不溶性である。そういう汚れはドライバキュームクリーナーで吸い取ることがベストだ。効率性が進化した今、吸い取られた微粒子がまた空気中に放出されて舞うことはない。
サステナビリティ(持続可能性)を加える
ビルのオーナーたちはエネルギー、水、またその他の資源の消費量の削減方法にとても関心がある。そのような要求が日中清掃の人気の高まりの背景にある。施設でのエネルギー消費量削減を求める傾向、そのやり方をもっと見つけようという傾向が全体的に高まっている
バッテリー駆動のカーペット洗浄マシンの革新的な開発が継続されていることからも、エネルギーの効率化がメーカーにとっての重要課題であることが分かる。
バッテリーのエネルギー効率が高まるにつれてバッテリー駆動のマシンがより浸透していくことになるだろう。またバッテリー駆動のマシンは電源コードが不要であるので、電源コードにつまずいたり転倒したりする危険性を取り除くことができる。
また、エネルギー消費量を減らすために、常温水を使って清掃するカーペット用清掃マシンも設計されているという。
環境とエネルギー消費の問題は、ますます施設が取り組まねばならないとなっている。最良の清掃法・清掃機材の導入は、会社としての存続を可能にし、財政面での目標を達成する後押しになるのだ。
————-
左上写真:コルト800P、右写真:ペイサー 12UE/15UE、左下写真:アウトロー PB。いずれも68デシベル以下の騒音レベルです。画像をクリックすると詳細を確認できます。