B-Future News 2015年3月号

安全についてのおさらい

どんなに熟練のドライバーでも、運転中にひやっとすることはあると思います。誰しも事故に巻き込まれる可能性があることを肝に銘じることが大切ですね。
清掃作業も同じことが言えるかと思います。ここに、清掃に関する安全のコツについて挙げました。簡単なことではありますが、この機会に振り返ってみてはいかがでしょうか?
ウェブサイト『Cleanlink.com』掲載のMickey Crowe氏による記事(「Six Safety Reminders Every Cleaner Should Know」、「Five Safety Tip Reminders」)を以下に抜粋しました。

===抜粋ここから===

安全についての再確認

定期的に清掃の基本についておさらいするのが好きだ。施設を効果的にかつ安全に清掃するための工程を皆が振り返る必要があると、私は思うからだ。以下10個にまとめた。


いつも今行っている作業に応じて正しい保護具を見極めること。手袋やゴーグル、フットウェアー等、業務を行うのに適切な保護具を確実に装着すること。調理の時に使用する手袋は、私の知る限りどんな清掃作業にもふさわしくなく、合法ではないことを記しておく。なぜならそのような手袋はケミカルや病原菌から作業をする人を守ることが出来ないからだ。

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濡れた床やその他危険な状態について皆に警告するために正しい安全サインをいつも使用すること。転倒や滑る事故に遭う可能性がある人をその危険から守るため、様々な色の多種多様な安全警告サインが市販されている。多言語版もある。可能であれば、床のリコートや剥離作業中には歩行者がそのエリアに入って来られないようにするため、警告テープや柵を使用すること。


手袋の使用前と後には手を徹底して洗うこと。特にトイレ清掃や食品エリアを清掃する時にそうすべきである。手袋をはめた状態の手を作業中に洗うことで、複合汚染の可能性を減らすことができる。手や皮膚を切ってしまわないよう注意すること。切創によって液体感染だけでなく空気感染の病気にもなる可能性がある。故意ではないにせよ病原菌の保有者になってはいけない。


清潔な使い捨て用の雑巾やきれいに洗濯された布、通常のシンプルな洗剤/石鹸とたっぷりの水を合わせたものを使うことが、多くの場面で効果があることを忘れないこと。


pHや属性が違うケミカル同士を決して混ぜないこと。水由来のケミカルには水が普遍的な溶液であるが、水をケミカルに注ぐことと、反対にケミカルを水に注ぐことの違いをきちんと知っておくこと。溶液の跳ねとびに気をつけること。発生してしまったかもしれないガスに対しては吸引しないよう安全第一で臨むこと。


マシンや機材を運搬する必要がある場合、正しく安全に持ち上げる方法を知っておくこと。持ち上げたり、低い位置を清掃したりする際は、絶対に腰を曲げないこと。通常のストレッチや、曲げる動作、その他体操することはとてもいいことであるとはわかっている。腰痛やその他関連のある痛みに対して、最大に効果的なのが柔軟性であるからだ。


いつも膝を曲げること。長時間同じ作業はしないこと。関節や腱に負担をかけてしまうからである。膝パッドの使用を考えてみよう。また、可能であれば延長部のあるウォンドを使うことで、負担の頻度を減らすなど、独創的な方法を考えること。


高所を清掃する際、家具やゴミ箱、その他備付用品の上に立たないこと。常に良く整備されたはしごを使い、見張り人を一人置くこと。繰り返しになるが、はしごを用意したり見張り人を待機させたりする必要性を減らすために延長ウォンドを使うことを考えること。


電気駆動のマシンを使う際は、電源コードが破損していないか定期的に点検すること。テープで補修してはいけない。ねじれやもつれ無しでコードを巻く方法を必ず把握しておくこと。ねじれやもつれは切断や破損の原因となり得るので注意すること。

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最後にプラグを壁から引き抜く時は時間をかけて行うこと。コードだけではなく、壁の差込口も破損してしまうので、離れたところから引き抜くことはしないこと。

あなたが特定の状況や地域にいる場合、必要とされる事項はこれ以外にあるかもしれない。当該地域の法令等も参照されたい。

===抜粋ここまで===

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