B-Future News 2015年8月号
厨房やキッチンの清掃方法は?
ビーフューチャーが取り扱うケミカル洗剤メーカーUSフォーミュラテクノロジー社の化学者ヴィンセント・マティーニ氏は油についてこう描写しています。
『Oil(オイル=油)は糊のように表面の汚れを捕える。だからSoil(ソイル=汚れ)のスペルの一部にオイルがある。』
油汚れが付きやすい場所の一つに厨房が挙げられます。今回はウェブサイト (Restaurant Hospitality 『7 tips for cleaning commercial kitchen floors』)に掲載された厨房の清掃の基本について、抜粋します。
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業務用厨房の床清掃7つのコツ
安全と衛生上の理由から、あなたの厨房の床をきれいに保つためにやってみる価値のあるいくつかの方法をここに紹介する。
長いシフト業務が終わりに差し掛かった時には、裏方のスタッフの体力はかなり消耗している。そんな状況なので、日常の厨房の清掃業務には熱意を持って取り組みづらくなってしまう。スタッフが気を配り清掃にベストを尽くせるように、定期的に経営者がチェックすべきだ。
清掃機材のメーカーのPowr-Flite’s Mike Englund社によれば、フードサービス施設の床は、健康規範及び規則に順守する目的に加えて、レストランに来る顧客の健康を守るために、衛生的に保たれなければならない。厳しい環境の中、高い基準が求められている。Englund社は、経営者がその決まりを順守するのに役立つ幾つかのコツを挙げている。
- フードサービス施設の床を清掃する前に、床の排水に詰まりがなく適切に機能しているか確かめること。
- フードサービス施設の床は石材やセラミック床が一般的であるが、低スリップもしくはスリップ防止コーティングで床をシーリングするべきである。そうすることで適切な衛生状態を作り、転倒・滑り事故の可能性を減らすことが出来る。
- 食品取り扱い/処理器具を洗浄する前に、全ての床の洗浄を行うべきである。空気中に舞った床の汚れが仕事スペースや機材に落ちてしまうのを防ぐためである。
- モップやバケツを使う場合は毎日洗浄して取り換えるべきである。汚れたモップやバケツは汚染物質を床に広げて汚染の懸念を増やすことになってしまうからだ。
- より素早く乾燥させるため、スクイージーを使い床の排水口に水分を移動させるべきである。
- 最低でも1週間に一度は175回転/分のバッファー(ポリッシャーマシン)を使って、床に堆積しているかもしれない汚れや油脂を柔らかくするべきである。ブラシか、青もしくは緑のスクラブパッドを、17インチもしくは20インチのマシンに取り付けて使う。小さいマシンの方が、フードサービスの厨房のカウンターやカウンターの周り等、調理エリアで扱いやすい。
- モップ、バケツ、スクイージー、ケミカル、そして全てのフロアケア用品は棚やラックで地面に付かないように収納するべきである。こうすれば道具をきれいに保ち害虫を防ぐことができる。
清掃を担当するスタッフがキッチンマットをどう扱うかも気に留めるべきだ。
Englund社によれば、「多くのフードサービスの厨房で、認可された疲労軽減マットが使われていて、スタッフの転倒・滑り事故の防止や疲れの軽減にも一役買っています。閉店時にそのマットを洗浄・消毒して、開店前までに乾かしておくことがとても大切です。」
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