コロナのパンデミックをきっかけに、アメリカではビルメンテナンスの企業戦略として「ポーター」を採用する企業が増えています。日本では聞きなれないその役割について興味深い記事を見つけましたのでご紹介します。

「ポーター」の定義:

ポーターは、施設の運営をサポートする仕事で、デイポーター、ファシリティコーディネーターなどとも呼ばれます。来訪者のチェックインや、部屋の在庫の管理、他の人のために業務を行うこともあります。また、ゴミを捨てたり、表面を拭いたりして、施設の外観を維持することもあります。通常、清掃業務に関連する深い清掃作業を行うよりも、施設の見栄えを良くすることに力を注ぎます。しかし、誰かがトイレを汚して、その場所の居心地が悪くなったり、安全上の問題が生じたりした場合は、ポーターはトイレを掃除することもあります。ほとんどのポーターは、清掃員とは異なり、従業員やお客様が施設にいる通常の営業時間内に働きます。

(ビルサービス業情報誌 INCLEAN より『Cleaning by Day』を翻訳、引用しました。)

===引用ここから===

日中清掃

ポーターを採用して施設のイメージアップと清掃の成果を上げる

施設管理者や清掃管理者は、建物を清潔に保ち、施設利用者が安全に過ごせるようにすることを第一の目標としています。しかし、1日1回の掃除で健全な設備を実現するにはどうしたらいいのでしょうか?外観と健康の両方を考慮し、より良い施設イメージを望むのであれば、日中清掃やポーターの雇用を検討する時期が来ているのかもしれません。この記事では、ポーターの役割と、彼らがもたらす利益を説明しています。

ポーターとは?

ポーターとは、施設に常駐し、日々の清掃関連業務をサポートする人を意味します。施設の通常の勤務時間または営業時間内に勤務し、清掃のニーズが発生したときに対応します。彼らは適切な除菌実施方法の知識を持つ、専門的な訓練を受けた清掃員で、あなたの部署を代表する、顧客と接するチームメンバーであると認識してください。この仕事の性質上、ポーターの成功の鍵は、本来持っている親切心と前向きな姿勢にあります。

日々の清掃に「見回り」をどう組み込むか?

「見回り」は、ポータ業務の一環で、清掃の必要性をリアルタイムで判断し、全体清掃の必要がない、あるいは不可能な場合にスポット清掃を行うことを意味します。(スポット清掃の例:スポット掃き、スポット拭き、スポットモップ、鏡やシンクのスポット清掃、使用率の高いエリアの清掃と補充など)

夜間清掃と日中清掃の違いとは?

一般的に、企業では毎日の清掃を、利用者が最も少ない時間帯に行います。利用者がほとんどいないため、清掃チームはスペース内を自由に移動して作業を行うことができます。また、床のモップがけなど、滑りや転倒の危険性がある濡れた作業を行うこともあります。

ポーターの仕事には、トイレの清掃、消耗品の補充、玄関や公共エリアの監視、電球の交換、喫煙所のゴミ拾い、カフェテリアやコーヒースタンドのチェック、食べこぼしの清掃、タッチポイントの消毒、ガラスの清掃、その他利用者の使用状況に応じた清掃作業などがあります。

ポーターは、時間外の定期清掃に代わるものではありませんが、夜間清掃チームと連携し、シフトを越えた継続的な清掃を行います。その結果、完全に統合された清掃ソリューションが実現します。

なぜポーターが必要なのか?

ポーターや日中清掃ソリューションを導入する最大の理由は、COVID-19やインフルエンザなど、原微生物によって引き起こされる感染症が建物内で蔓延するのを防ぐためです。ポーターは、細菌の主要な感染経路であり、汚染物質が蓄積するリスクの高いハイタッチポイントを繰り返し清掃・
消毒することができます。

施設のイメージアップに

日中清潔で、安全で、備品が揃っていて、見栄えの良い空間を作ることは、ビジネスにとって有効です。ポーターは、混雑する時間帯に人通りの多い場所を清潔に保つことができます。トイレを清潔に保つだけでなく、石鹸や紙類などの必要な備品が揃っていることも確認できます。

また、休憩室や待合室がきちんと整理整頓されているかを常にチェックすることで、施設の第一印象を向上させることができます。

過去2年間に行われた多くの消費者調査から、コロナ対応を通して施設の清潔さに対する人々の認識と期待が変化したことが明らかになっています。清潔さに対する認識は、消費者の選択に直接影響します。施設が清潔でなければ、消費者はリピートしないでしょう。特に、大型店、コンビニ、スーパー、医療施設など、1日に8~10時間以上営業する施設では、ポーターの存在が有効です。

日中清掃の効果は?

日中清掃を適切に計画し実施することで、ビルの利用者との信頼関係が向上し、また一貫した清掃ができるようになるなど、多くの利点があります。更に適切なツールを使用することで、勤務中の不要な中断を最小限に抑えることができます。彼らは施設の利用者と接する清掃のヒーローになることがよくあります。施設のイメージを支え、利用者の安全と満足に役立っているのです。

===引用ここまで===