B-Future News 2026年9月号

残暑を乗り越えて
朝夕には少しずつ秋の気配を感じられる季節となりました。日中はまだ暑い日が続いておりますが、虫の音や澄んだ空に、季節の移ろいを感じる頃です。夏の疲れが出やすい時期でもありますので、体調管理には十分お気を付けください。今月はマイクロファイバーに関する記事をご紹介します。皆様のお仕事や日々の生活の参考になれば幸いです。(ウェブサイト Cleanlink の『When to Use Reusable or Disposable Microfiber』を翻訳、引用しました。)
===引用ここから===
再利用マイクロファイバーと使い捨てマイクロファイバーの使い分け
マイクロファイバークロスには、再利用タイプと使い捨てタイプの2種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。最も一般的なのは再利用タイプで、使用する度に洗濯する必要があります。適切に取り扱えば、再利用タイプのクロスは100回から1000回程度の洗濯に耐えることができます。一方、使い捨てタイプは通用あらかじめ洗浄液が含浸されており1回使用したら破棄する事が推奨されています。
再利用タイプは長期間利用できるため好まれることが多く、マイクロファイバー製品の初期コストの高さを補うことができます。マイクロファイバー製品はコットン製品と比べて価格が3倍以上になることも少なくありません。
しかし、再利用可能なタオルマイクロファイバーにも課題があります。マイクロファイバークロス1ポンド(約454g)を洗濯するには数ガロンの水が必要です。また、使用する度に洗濯が必要なため、水の使用量はすぐに膨大になってしまいます。これは、カリフォルニア州のように干ばつが頻繁に発生する地域では大きな問題となります。
再利用タイプのマイクロファイバーを適切に洗濯しないと、縮みや生地の損傷がおきることがあります。更に深刻なのは十分に洗浄されていないクロスが再び使用されたり、トイレ用と手術室用など異なるエリアで使用したクロスを一緒に洗濯することで交差汚染(クロスコンタミネーション)が発生したりする恐れがあることです。
一方使い捨てタイプのクロスは、利便性が高く取り扱いが簡単であることから選ばれることが多いです。必要な研修や教育訓練が少なくて済み、不適切な使用や交差汚染が発生するリスクも大幅に低減できます。近年では、水の使用量を削減する目的で使い捨てタイプを採用する施設もあります。その反面、使い捨てタイプのマイクロファイバークロスは埋め立て処分される廃棄物の量が増えるという欠点があります。また、コストも再利用タイプよりも高いです。
多くの病院では手術室や外科手術エリア、隔離エリアでは使い捨てタイプのマイクロファイバーを使用しています。こうした感染リスクの高い環境では、再利用タイプは適切に洗濯されなければ危険だからです。使い捨てタイプを使用することで洗浄が不十分なマイクロファイバークロスを使用した現場作業員が気づかないうちに表面を再汚染してしまうリスクを低減できます。
使い捨てタイプを採用するかどうかは、多くの場合コストによって判断されます。施設内に洗濯設備がない場合はマイクロファイバー製品の洗濯と乾燥を外部業者に委託しなければなりません。その費用は1枚0.60ドル程度になることがあり、この場合は使い捨てタイプのほうが費用対効果に優れるケースが一般的です。
「実際にコストを計算して、使い捨てタイプが自分たちに適しているかどうかを判断してください。」とヒックス氏は言います。「すべての現場に当てはまる一律の答えがあるわけではありません。
また、消毒が極めて重要となる医療現場では洗濯の工程を適切に管理する事が重要です。アリゾナ大学の微生物学者であるチャールズ・ゲルバ博士の研究によると、マイクロファイバークロスは不適切に洗濯されると芽胞や細菌が残ったまま現場へ戻される可能性があります。
モップ、クロス、すべての再利用可能製品は医療現場で使用する場合は、米国疾病予防管理センター(CDC)のガイドラインに従って洗濯しなければなりません。とヒックス氏は述べています。
そのため、漂白剤による洗濯に対応しており、71℃以上の温度で洗濯・乾燥できるマイクロファイバー製品を選ぶ必要があります。ただし、製品によって性能は異なるため仕様については必ずメーカーに確認してください。
===引用ここまで===



